株式会社サキヨム 様
プロダクト開発
Slackの行動データを活用した組織コンディション管理SaaSを構想されていたサキヨム様に対し、フロントエンドからバックエンド、データ基盤、インフラ、AI連携までを一貫して担当し、約3か月でリリースしました。
対象と担当範囲
- クライアント:株式会社サキヨム 様
- 業種:SaaS・HR Tech(組織コンディション管理)
- 従業員数:1〜5名
- 制作物:組織コンディション管理SaaS「サキヨム」プロダクト開発
- 開発期間:約3か月
- 担当範囲:企画・設計・アーキテクチャ設計 / Slack行動データ収集・分析基盤開発 / 6軸スコアリング・離職予兆検知エンジン開発 / Gemini AI連携・レポート生成機能実装 / フロントエンド・バックエンド開発 / GCPインフラ構築 / テスト・本番リリース
- フロントエンド:React / TypeScript / Vite / Recharts / Tailwind CSS
- バックエンド:FastAPI(Python)/ Google Cloud Run
- データ基盤:BigQuery / Cloud SQL PostgreSQL
- インフラ:Google Cloud Platform(Cloud Run / Cloud Scheduler / Secret Manager / Cloud Monitoring)
- AI:Google Gemini API
導入前の状態
サキヨム様は、従業員のメンタル不調や離職を未然に防ぎたいという人事・経営層のニーズに応えるため、Slackの行動データを活用した組織コンディション管理SaaSの開発を構想されていました。しかし、データ収集・分析基盤の構築、AIを活用した個人別レポート生成、プライバシーを担保したうえでの行動データ解析といった技術実装を、小規模なスタートアップのチームだけで進めるのは難しい状況でした。
また、従業員のメッセージ内容を保存せず行動メタデータのみを分析するという設計思想を、正確に実装することも重要な要件でした。
AI・データ分析・クラウドインフラを横断して設計・実装できるエンジニアが社内にいない状態で、素早く市場に出す必要がある一方、プロダクトの技術的な信頼性も求められていました。
選んだ方法と理由
既存のサーベイツールやノーコードでの簡易実装も選択肢として考えられました。しかし、Slack行動データの自動収集、6軸スコアリング、Z-score分析による離職予兆検知、Gemini AIによる個人別レポート生成といった独自機能を実現するため、フルスクラッチで開発する方法を選びました。
フロントエンドからバックエンド、データ基盤、インフラ、AI連携までを一貫して担当し、約3か月でリリースしました。「メッセージ内容は一切保存しない」という設計を前提に、Google Cloud Platform上にスケーラブルなインフラを構築し、Gemini APIを活用した個人別コンディションレポートの自動生成まで実装しました。
実際の画面や処理
STEP 1:企画・設計・アーキテクチャ設計
Slackの行動データ(送信頻度・リアクション・返信速度・感情表現の変化等のメタデータ)を収集・分析するシステムのアーキテクチャを設計しました。プライバシー保護の観点からメッセージ内容を保存しない設計を前提とし、BigQueryによるデータ基盤とCloud SQL PostgreSQLによるキャッシュ構成を策定しました。
STEP 2:コアエンジン開発(スコアリング・離職予兆検知)
6軸のウェルビーイングスコアリングアルゴリズムを開発し、組織内の相対評価で各従業員のコンディションを10点満点で自動算出する仕組みを実装しました。活動変化・感情表現変化・謝罪頻度・孤立度をZ-score分析で評価する離職予兆検知ロジックも組み込みました。
STEP 3:AI連携・レポート生成機能の実装
Google Gemini APIを活用し、個人別コンディションレポートと推奨アクションの自動生成機能を実装しました。人事担当者が各従業員のコンディションを把握してフォローアップに移れるよう、ケアアクション記録・追跡機能もあわせて開発しました。
STEP 4:フロントエンド開発・インフラ構築・テスト・本番リリース
React / TypeScript / Vite / Recharts / Tailwind CSSによるフロントエンドと、FastAPI(Python)/ Google Cloud RunによるバックエンドAPIを構築しました。Google Cloud Platform(Cloud Run / Cloud Scheduler / Secret Manager / Cloud Monitoring)上にインフラを整備し、QA・テストを経て本番リリースしました。



